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香港の上場企業、事業信託認められる

アジア一の大富豪・李嘉誠の次男である李沢楷(リチャード・リー)が率いる香港の通信企業PCCWが上場済みの株式を事業信託(business trust)としてスピンオフすることが認められました。

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       【Mr. Richard Li】

今回の許可は香港の上場企業として初めてのことで、人民元建ての株式発行も李ファミリーが初めてでしたし、全てが彼らが香港の最先端を走っています。

今回の許可によりpccwの株式は"ステイプルズ証券(stapled securities)"と呼ばれる香港では新しい概念の証券となります。ステイプルズ証券とは証券が一つの契約でなくいくつかの契約からなり、簡単には売買ができなくなります。

株価が低迷していたpccwのテコ入れやファンドなどにより株価の上下動を防ぐ効果があり、李ファミリーでなければ認められなかった案件だと思います。

Business trust

李嘉誠率いる港湾事業大手のハッチソン・ワンポアも港湾資産のみを事業信託としてシンガポールに上場しました。

イギリスのコモンローから派生している香港では上記のような事業信託のほかにも商業信託、個人信託、家族信託、個人信託法人など様々な法的主体を利用して資産を保護できます。

日本では信託銀行が主な担い手なので、あまり身近ではないですね。
信託は

「特定の者が一定の目的に従い財産の管理又は処分及びその他の当該目的の達成のために必要な行為をすべきものとすることをいう」

と定義されていますから、経済的に成功し資産をつくった者がもっと自由に利用されるべきだと思います。
また、信託は高齢者や障害者のための財産管理制度(福祉型信託)としても機能します。

ちなみに今回の李ファミリーのアドバイザーはロスチャイルド・バリュー・プリンシパルズでした。

テーマ : 海外投資
ジャンル : 株式・投資・マネー

弟子規④ 親孝行について - 4 -


「弟子規」は中国清朝第4代皇帝康煕年間の年間の読書人、李毓秀(1662年~1722年)によって書かれたまたは編纂されたと言われる儒教教育の入門書。

親孝行について - 3 -

Dizigui C3_1
shi4 sui1 xiao3 wu4 shan4 wei2 gou3 shan4 wei2 zi3 dao4 kui1

小さな事も、我儘勝手にしない。我儘勝手に振舞う事は、子供の道を損なう。

Dizigui C3_2
wu4 sui1 xiao3 wu4 si1 cang2 gou3 si1 cang2 qin1 xin1 shang1

小さな物だからといって、こっそり盗んではいけない。盗んだ事が分かったら、両親の心を傷つける。

我儘とは:
 不従順な傾向があり、規律に欠けている特性。
 結果を考えず他のものの機会を利用する。
 あなた自身の利益と福祉に対する懸念。
 自分の利益ばかり考え、他の人を無視する結果としての、出し惜しみすること。
 従うことを不本意とする特性。 by Weblio

子供には子供の道があるんでしょうか。
昔は子供なんてほったらかされても育った時代ですが、今はそうはいきませんね。

Gokansyo.gif

ちなみにウィキペディアでは「自由」は古典中国語では「後漢書」、日本では「続日本紀」まで遡ることができるが我儘放蕩の意味であった」とか。(出典『「明治の日本が作り出した新しい言語」小関武史(一橋法学2004-11)』)。

自由と我儘をはき違えてはいけませんよね。

テーマ : 子供の教育
ジャンル : 学校・教育

ちょい悪親父の国イタリア中小企業はお金が貯まる?

日本の大企業や銀行は海外への進出をどんどん進めていきますが、日本の中小企業はどうしたらいいのでしょうか。

元マイクロソフト日本法人社長、現在は株式会社インスパイアでコンサルティングやベンチャー企業への投資などを行っている成毛眞氏のコラムから。

欧州の中小企業経営者が裕福な理由とは?』より抜粋、編集。


「米国と日本の中小企業はほとんど一緒です。
ただし、欧州のイタリア、フランス、ドイツなどと日本は少し違うかもしれません。制度的な問題です。

イタリアやフランスでは、いわゆる裏経済が発達しているのです。
政府が補そくできない所得がたくさんあるわけです。
そこには税金がかけられませんから、イタリアやフランスの中小企業の経営者はものすごく裕福なのです。

greece-shadow-economy.jpg
【2007年地下経済規模のGDP比、今財形危機が叫ばれるヨーロッパ諸国が目につく】

「イタリア経済はボロボロだ」と言われていながらも、街のピザ屋のおじさんが上質なスーツを着ていたり、高級車に乗っていたりしています。昨年公開された『アマルフィ 女神の報酬』という映画では、イタリアのピザ屋さんがすごくかっこいい身なりで登場するのですが、イタリアに行ってみると本当にあのような人がいるのです。

脱税や裏経済を肯定しているわけではないですが、それは断然に欧州です。
ただし、裏経済が大きいがゆえに、一度崩れ出すと、経済そのものは大きく崩れてしまいます。

Size of shadow economy in relation to total GDP
【地下経済のヨーロッパ比較、西、南、東と地下経済の割合が大きくなる】

2倍にレバレッジがかかっているのと同じことですから。
でも、個人は全体経済とは関係なく、暮らせるわけです。蓄えもありますから。

お金を貯めるといっても日本の貯蓄とはまったく違います。
裏経済というのは、ためる経済。フロー経済ではなく、ストック経済です。

イタリア人に大家族が多いのは、おじいちゃんやおばあちゃんが財産をもっているからです。
日本では相続税を取られて残りません。日本にはフローもストックもありませんが。
所得の補そく率が低いところは大家族化し、補そく率の高いところは核家族化します。
だから、イタリアではフェラーリのような大企業に勤めるよりも、自分で商売をしたほうがもうかるわけです。

money-laundering.jpg
【典型的なマネーロンダリングのフロー】

持っている絵画の数とかが、全然違いますよ。欧州では、絵画や高級宝飾というのは、一種のマネーロンダリングに利用されていた歴史があります。500万円の臨時収入があったとき、黙っていたら税金で半分が取られてしまいます。
だから、500万円の時計を買います。これがストックになるわけです。

ブルガリやカルティエなどの高級ブランドメーカーには、商品を販売するためのカタログがあるのですが、過去のカタログに載っていたもの、つまり今は誰かの手に渡っているものにも買い手がついたりするのです。メーカーは買い手が誰だかわかっているので、売買が成立します。ただ、どこの国にあるかはまた別問題です。そのようにして、ある種のマネーロンダリングのようなことが行われているようです。イタリアとかフランスに宝飾店が多いのは、このような理由があるのです。

Money Laundering Paintings
【マネーロンダリングを絵にしたMicael Godard氏の絵】
Michael Godard

だから、何千万もするような時計を腕につけている日本人がいますが、それを見たイタリア人は腰を抜かします。「脱税の証拠を見せびらかしてどうする?!

日本人は「日本経済はどうですか」と聞くと、前の週に見たバラエティ番組のコメンテーターのコメントをそのまま言うような人が多すぎます。
テレビに出演している方で、アメリカの年次改革要望書を読めば未来が見えるなんて言う人もいますが、そのような人は、海外に行ったことがないか、英語が読めないかのどちらかではないかと思います。
経営者や事業家ならば、少なくともある現象に対する自分の仮説くらいは持っていないと厳しいです。 」

私の仮説としては日本経済は日本国内向けの優しいお金、そして海外に向かう戦うお金の両極端に流れているような気がします。もっと地に足をつけてやらないと、どちらもうまく行かないような気がします。

テーマ : 海外投資
ジャンル : 株式・投資・マネー

日本経済の問題は人口構成

そろそろ日本人は目を覚ましたほうがいいんじゃないでしょうか。
大企業、日本の銀行も海外で収入を増やすため努力しています。
日本経済の問題は政治や仕組みの問題だけではなく根本的に人口構成の問題があります。

元マイクロソフト日本法人社長、現在は株式会社インスパイアでコンサルティングやベンチャー企業への投資などを行っている成毛眞氏のコラムから。

日本経済は超長期で低迷する!」より

『日本経済は50年~100年という超長期で低迷するだろうと考えています。
最大の問題は少子高齢化です。

2030年には65歳以上が人口の3分の2を占めると言われています。
そのようになったら、モノを買う人口が極端に少なくなるわけですから、経済は低迷するとしか考えられません。

Japans population pyramid
【日本の人口ピラミッド推移、高度経済成長期は理想的な形】

65歳をこえた人が、あえてアルマーニのスーツを着たり、ポルシェを買ったりしません。
この年齢では、銀行も住宅ローンを貸しませんから家も買えません。
そのような人たちが人口の3分の2になったら、経済は厳しくなります。

1人の若者が2人の高齢者を支えることになるわけですから、税金を上げざるをえないでしょう。
財源を増やす魔法はありませんので、ほかに手はないかもしれません。

消費税というのは、高齢者から若者へとお金を流すシステムです。
年金に税金をかけられないので、所得のない高齢者からどうやって税金を徴収するかといえば、
もう消費税しかないわけです。

若者や企業から税金を取りすぎると、海外へ逃げられてしまいます。
これは日本だけの話ではありません。どの国も働かない人から税金を取るしかなくなってしまったのです。
消費税率が高い諸外国では、このような理由があるのです。

Consumption tax world
【世界消費税率比較】

日本経済という意味では関係ないと思います。人口の問題です。
高度経済成長期というのは、若者が多かったから実現できたのです。団塊の世代の人口が多かったからです。
どのような国も歴史的に見れば、人数が増えているときに経済が伸びています。
そして、人数が減ると落ち込みます。歴史上ではどの国も同じです。

China population pyramid
【中国・インドの人口ピラミッド、日本に比べると若いのがわかる】

成長する会社にしない限り必ずつぶれる

難しいです。経済全体についてならば、厳しいと思います。しかし、個々の会社は別で、いい会社も出てくると思います。
ただ、経済全体が縮小しながらいい会社が出るということは、ほかの会社が今以上にひどい状態になるということです。
経済全体が小さくなっていくなかで、1割の会社が高収益を上げたとすると、残りの9割は壊滅的な打撃を受けることになります。

「生き残りを賭けて」という言葉が、たとえではなく、本当の意味で使われることになります。
いい会社にならない限りは、生き残ることができない世の中になります。

成長する会社を作らない限りは必ずつぶれます。身を縮めていたのではダメなのです。
全体がうまくいっていた時代は、ぼうっとしていてもとりあえず生き残ることができました。
大金持ちになる人ととりあえず生き残る人に分かれたのです。

マクロ経済が悪いときは、成功する人といなくなる人に分かれます。

The World population aging
【世界人口の65歳以上が若年層を超えるシュミレーション、先進国はすでに超え、途上国も2050年以前に途上国も高齢化社会を迎える】

それは個別の業種によって違いますから、一概には言えません。
例えば、ゼネコン関係はかなり難しいと思います。生き残る方法が考えつきません。
公共事業はますます減り、高齢者は家を買わないです。ゼネコン、土木関連は厳しいと思います。
1,000社に1社くらいは、いい会社が出てくるかもしれません。
でも、どうすればそうなれるのかはわからない。わかっていたら、私がやっていますよ(笑)。

例えば、日本は少子高齢化ですが、アジアという視点で見れば、まだまだ人口増が見込めます。
逆に言えば、もうそれしかないですね。縮小するだけのマーケットに固執する理由はないですから…。

fertility_rate_world_map.png
【生涯出生率の世界地図。希望が残されているのはアフリカ?】

テーマ : 海外投資
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不信任案ゴタゴタの陰で「コンピュータ監視法」可決

ここ数日の不信任案。予想どおり何も変わらず。相変わらずの日本です。
そんなどさくさの中、「コンピュータ監視法」が5月31日に可決したことご存じですか?
震災以前から審議されていた法律だそうですが、やはりこういう立法に対して無関心なのが今の日本を作り出した原因の一つかもしれません。

コンピューター監視法とは正式名称、
「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」といい

警察や検察が捜査の必要があるときに、裁判所の令状なしに、プロバイダーなどに通信履歴を一定期間(90日を想定)保管させることができるというものです。

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元々の目的はコンピューターウィルスなどを作る犯罪を防止するためのものですが、尖閣諸島やらいろんな問題も絡んで立法されたのか、なぜか通信履歴を保管させるという法律となっています。

令状なしにできるということはかなり自由裁量であって、ほとんど自由に見れてしまいます。

一応、警察の監視は外部に漏らすことが禁じられていますが、保存させた記録を任意(義務あり)で調べられればコンピューターの履歴を自由に見ることができます。昨今の検察や警察の不祥事を見ていると悪用されることが予想されるので、本当に怖いですね。今からでも自分で警察になったほうがいいぐらいかもしれません。

マスコミが独立した取材ができなかったり、共謀罪で問われたり、日本の警察が秘密警察化するのではというような極端な懸念がされるほど結構深刻な法案です。2004年、2005年に国会に提出され、廃案にされたそうですが、今回はすんなり可決。。。

コンピュータ監視法に2014年から住基ネット。
海外で海外の人達とビジネスを行い、日本を捨てざるを得ない日も近い。
日本は映画やアニメの世界にどんどんなっていくようで末恐ろしいです。。。

これからは英語や中国語でブログを書こうかなぁ、、、

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