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中国のバブル崩壊について①第12次5カ年計画より

2010年頃から言われ続け、2011年に入りますます懸念される中国バブル。
様々なところで書かれるニュースやレポートを追いかけながら考えてみたい。今回は中国経済に重要な5カ年計画から(また他にもベトナム、インド、韓国といった国々も五カ年計画を作成しているとか)。

日本なんて5カ年計画なんてとてもできませんね。余談ですが2006年の出来事を少し調べてみると、FRBのアラン・グリーンスパンが議長職の退任。タイのタクシン首相の退陣。民主党代表に小沢一郎が就任。北朝鮮がテポドン2号を含むミサイル7発を発射。小泉首相の靖国神社参拝。加藤紘一宅放火事件。安倍晋三が第90代内閣総理大臣に就任。年末にサダム・フセインの死刑が執行されて締めくくるという中々日本にも動きのある年でした。

alan_greenspan.jpg Thaksin_Shinawatra_463055c.jpg NKorea-missile.jpg



さて本題に、
中国で2011年3月5日に開幕し、14日に閉幕した第11期全国人民代表大会第4回会議(全人代、国会に相当)では2015年までの経済政策「第12次5カ年計画」を採択しました。

第6代国務院総理である温家宝総理は報告の中で、第12次5カ年計画期の主要目標について以下のように述べた。

245px-Wen_Jiabao_2008.jpg

【第12次5カ年計画期の主要目標から抜粋】

『サービス業の発展を加速し、サービス業の増加値が国内総生産(GDP)に占める割合を4ポイント高める。
都市化を積極的かつ穏当に推進し、都市化率を47.5%から51.5%にまで高め、都市化の質と水準を絶えず高める。

現代農業の発展に力を入れ、社会主義新農村建設を加速する。地域発展の全体戦略と主体機能区戦略をしっかりと実施し、基本的な公共サービスの均等化を少しずつ実現。都市・農村間、地域間の良い相互作用を促進し、第1次、第2次、第3次産業の調和の取れた発展を促進する。人々の生活を全面的に改善。

雇用増加を経済社会発展の優先目標とし、5年間で都市部の新規就業者が4500万人に達することを目指す。

500jizhehui0306.jpg

住民所得の増加と経済発展、労働報酬の増加と労働生産率の向上を同時に推し進める。住民所得が国民所得配分に占める割合を少しずつ高める。労働報酬が第1次分配に占める割合を高める。合理的な所得分配構造を形成する。

都市住民の一人あたり可処分所得と農村住民の一人あたり純収入の年平均成長率がそれぞれ7%以上に達することを目指す。

貧困扶助の基準を高め、貧困人口を減少させる。社会保障制度の整備を加速し、保障水準を高め、都市・農村を全面的にカバーする基本年金、基本医療保障制度を実現する。

都市・農村の3つの基本医療保険の加入率を高め、安定させ、政策の範囲内の医療保険金支払水準を70%以上に引き上げ、都市における政府が低中所得世帯に提供す保障性住宅のカバー率を20%前後に引き上げる。基本的国策である計画出産を堅持し、平均寿命を1歳引き上げる。』

日本での震災直後で日本ではほとんど取り上げられませんでしたが上記のような報道がありました。
下記のような点が識者から懸念されています。

【中国経済の懸念】

1.失業問題:
 失業率は4.3%であったが、これ都市部の登録失業率であり、都市部の不完全雇用と農村部の失業者を全部算入すれば、9.6%になると推計されている。

Unemployment rate

2.インフレ率の急騰:
中国政府も経済政策の重点はインフレ抑制にあると強調している状態である。消費者物価指数(CPI)が高騰しない場合においても、食品価格のような日用品は急騰しており、生活のコストが上昇し、低所得層の生計に大きな影響を及ぼしている。マクロ経済統計からは実質GDP伸び率は10%前後、CPIは4%台。

China CPI and GDP

3.不動産バブル:
多くの不動産が投機対象であり、実需のものが少ない。
上記のとおりインフレ率が4%台でも1年もの預金金利が2%台後半であり、実質金利はマイナスとなる。
そのため預金は金融資産の目減りを意味し、多くの家計は預金を不動産などの実物資産に投資するインセンティブが強く働き不動産バブルが膨らむ一因となる。

china real estate bubble vacation homes EWI May 2010

4.不動産バブルから多様な業種への影響:
中国では株暴落の影響は小さかったが、不動産は建設や建材以外にも、金融機関の不良債権問題の顕在化や家電や自動車など幅広い産業に影響する。



5.政府の金融危機後の景気対策の後遺症:
2008年の金融危機で中国政府は財源を示さずに4兆元(約52兆円)の緊急景気対策を打ち出し、人民元紙幣を大量に印刷したことが現在のインフレや不動産価格高騰の背景にある。

Fiscul Stimulus GDP 2009

投資している人間として下記の点に注意するべきかなと思います。

【中国バブル崩壊から逃れるために確認すること】

1.中国の金融政策、銀行への政策を注視する。
2.中国国内の銀行貸出率、貸出額に注意する。
3.不動産価格を注意深く観察する。
4.不動産売買の量を注意深く観察する。
5.インフラ関連への投資も影響することを注意。
6.現在も上がり続ける不動産価格だが、急激に値上がりをした場合に注意する。

WO-AE006_CECON_G_20110111183027.jpg


最後に中国株で不動産やインフラ関連の投資をしている人は、十分に利益を出していれば一旦手じまいをしてのんびり観察しましょう。お金でひやひやするのはバカげた人生です。

テーマ : 海外投資
ジャンル : 株式・投資・マネー

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